当院のレーシックについて

スマートレシック(LASIK)——“見え方の質”まで整えるという発想

スマートレシック(LASIK)——“見え方の質”まで整えるという発想

スマートレシックは、単に視力(1.0, 1.2)を目指すだけでなく、夜間のにじみ・まぶしさの原因となる「高次収差(HOA)」まで視機能の質を意識して設計する当院のLASIKコンセプトです。

WaveLight® EX500(厚労省承認)による高速・高追従の照射と、トポグラフィガイド(Contoura®)等を組み合わせ、**角膜表面の微細な歪み成分(HOA)**の低減を狙います。

なぜHOA(高次収差)が重要か

HOAは、通常の近視・乱視(低次収差)では説明できない見え方の質の低下(ハロー、グレア、コントラスト低下等)の要因です。
HOAに配慮した設計は、日常の快適さに直結します。

当院の技術基盤

当院の技術基盤

EX500の精密性

500Hzの照射1050Hz相当のアイトラッキングで微細な眼球運動にも追従し、照射ズレを抑えます。

トポグラフィ・ガイド(Contoura®)

角膜表面の不整やHOA成分を解析し、「面」を整える発想でアブレーションを最適化します。
臨床報告でも
HOA低減や視機能改善が示されています。

適応を厳密化

角膜厚・形状・涙液・神経の評価を行い、無理な適応はしません
適応外はICL/IPCL等の代替策を提案します。

他術式との公平な比較

個々の適応により最適解は異なります。
以下は
原理と文献に基づく特性整理です。

項目 スマートレシック(LASIK) SMILE ICL/IPCL(有水晶体眼内レンズ)
仕組み 角膜を精密照射で再成形(EX500等) レーザーでレンズ状組織を形成し小切開で摘出 眼内に薄いレンズを挿入(角膜は削らない)
HOAへのアプローチ トポガイド等で角膜HOAへ直接アプローチ(設計で低減を狙える) 個別HOAを一次治療で設計的に最小化する自由度は限定的(術後HOAの成分差が報告) 角膜HOAを直接は変えない(全眼・内眼HOAは変動し得る)
代表的な傾向(文献) トポ/カスタムでHOA低減・視機能改善報告 術後縦コマ/トレフォイルの増加傾向、球面収差はLASIK側が増える報告も 角膜HOAは大きく変わらず、内眼/全眼HOAの変動はあり得る
可逆性 不可逆 概ね不可逆 レンズ抜去で可逆
想定適応 軽中等度近視〜乱視、HOAを伴う角膜不整 角膜形状が良好な近視例など 強度近視/角膜薄などLASIK非適応域
代表的リスク ドライアイ、ハロー/グレア等 同左(パターンは術式差あり) レンズ位置・内眼圧変化など眼内手術特有リスク

根拠:EX500/ContouraのHOA関連報告、SMILEとWFG/TG-LASIKのHOA比較、ICLのHOA変動に関する系統/個別研究を参照。

供給・保守体制に関する補足(読了後の専門情報)

国内では一部メーカーの屈折矯正レーザー事業・保守体制に変動情報が出ています(各院告知等)。
一方で
J&J Visionは欧米等でELITA™フェムト秒レーザーを発表・510(k)取得しており、地域により取り扱いが異なります

当院は
長期保守・可用性を重視した機器選定定期保守契約安定運用を保証します。

手術の流れと費用(例)

STEP
01

検査・適応判定

STEP
02

設計

STEP
03

手術

片眼約10分

STEP
04

術後フォロー

翌日・1週・1か月・3か月

費用 両眼 330,000円(税込)

(検査・手術・基本フォローを含む) ※院内規程に合わせて調整

リスクと限界(重要事項)

リスクと限界(重要事項)
  • 一時的なドライアイ, ハロー/グレア, 夜間視質の変化
  • 角膜形状・体質により期待視力に届かない/追加矯正の可能性。
  • 適応外と判断する場合があります(安全最優先)。

よくある質問(抜粋)

A. HOAまで設計して整えたい方角膜表面の不整が気になる方 には、スマートレシック が適する場合があります。
適応は 総合検査で個別判断 します。
A. 角膜を温存したい、または強度近視などではICLが有効ですが、角膜由来のHOA低減はスマートレシックが得意 です。
両者を排他的にせず 、ケースバイケースで提案します。

「一生、よく見える」を支える——よつば眼科の約束

術前から術後、その先の人生まで。
私たちは
定期検診と生涯伴走で、**視力だけでなく“見え方の質”**を守ります。

参考文献・資料(抜粋)

  • EX500/Contoura関連:Alcon公式資料・レビュー。MyAlcon+1
  • TG/WFG-LASIKとHOA:Motwani 2018, Mai 2023 ほか。PMC+1
  • SMILEとLASIKのHOA比較:Chen 2017、Tian 2023、レビュー。PMC+1
  • ICLのHOA挙動:Hashemian 2017、Chen 2025, 総説。PMC+1
  • J&Jグローバル動向(ELITA):FDA 510(k), J&J Pro。FDA Access Data+1
  • 国内変動情報の例(各院告知・医師ブログ)。visionpluseyeclinic.com+1

※医療広告ガイドライン順守のため、治療成績は量データと条件を併記し、体験談・断定優位の表現は用いません。

CONTACT ご予約・お問い合わせ案内

きたあやせよつば眼科では、WEBやLINEからのご予約を受け付けております。
事前にご予約いただくことで、当日の待ち時間を短縮し、スムーズに診療を受けていただけます。
ご予約がなくても診療は可能ですので、お気軽にご来院ください。

この記事の監修者
きたあやせよつば眼科 院長
玄 真

順天堂大学医学部を卒業後、大学病院をはじめとした医療機関で研鑽を積み、眼科専門医を取得し、2015年に『北あやせよつば眼科』を開院しました。
日常的な目の不調から、レーザー白内障手術のような専門性の高い治療まで、幅広い診療を提供しています。0歳の乳児からご高齢の方まで対応し、現在では遠方からも多くの患者様にご来院いただいています。
地域の皆さまが安心して質の高い医療を受けられるよう、一人ひとりの「目のかかりつけ医」として、誠実に診療にあたってまいります。

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