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お役立ちコラム
目の疲れやかすみ、涙がよく出るなどの症状が見られる場合は眼精疲労が疑われます。
基本的には目の疲れが原因で起こりますが、「ゆがんでみえる」「視野がかける」などの症状を伴う場合は、目の病気によって眼精疲労が起こっている可能性もあります。
眼精疲労が起こる原因はさまざまであるため、まずは原因を把握して適切に対処することが大切です。
深刻な病気が隠れている場合もあるため、症状が気になる場合は足立区にある北あやせよつば眼科にご相談ください。
この記事では、眼精疲労の原因やすぐにできる解消法、目に良いとされている栄養素について詳しく紹介します。
目次
眼精疲労は病気や環境などがきっかけとなって起こります。ここでは、眼精疲労の原因を紹介します。
眼精疲労は以下のような目の病気によって発生することがあります。
目の病気を発症していると、健康な状態に比べると目に負担がかかりやすいため眼精疲労につながりやすくなります。
目の病気で眼精疲労が発生している場合は、根本的な原因を解決しないと治りません。
眼精疲労は、風邪やインフルエンザなどの一時的な病気や、糖尿病・高血圧などの慢性的な病気で発生するケースがあります。
また、虫歯や歯周病、耳や鼻の病気など、目とは関係のない部位でも眼精疲労の原因になるため注意が必要です。
眼精疲労は体の病気のサインになる場合もあるため、思いあたる原因がない場合は健康診断を受けてみましょう。
眼精疲労は目を使えば使うほど発生しやすいため、仕事でパソコンを使う機会が多かったり、スマホを頻繁に触ることが原因になっているケースもあります。
また、以下のような環境も目に負担をかける原因です。
紫外線は水晶体や網膜に大きなダメージを与えるため、眼精疲労だけでなく白内障や加齢黄斑変性にもつながります。
また、姿勢が悪いと首や肩周辺の筋肉が硬くなり、関節の可動域が低下したり、頸椎のズレが生じて眼精疲労を引き起こすこともあります。
精神的なストレスも眼精疲労の原因の一つです。
ストレスによって交感神経が優位になると涙の分泌量が減り、ドライアイになって目の乾燥をもたらします。
また、目が乾燥することによってキズや障害が生じやすくなり、感染症のリスクも高まるため注意しなければなりません。
ストレスは目だけでなく、他のからだの部位にもさまざまな悪影響をもたらします。
眼精疲労になると体にはさまざまな異変が生じます。ここでは、眼精疲労の主な症状を紹介します。
眼精疲労になると、強い光を浴びていなくてもまぶしいと感じることがあります。
具体的には、「蛍光灯の光もまぶしくて目を開けられない」「いつもと同じ場所・環境なのにまぶしく感じる」などの症状です。
眼精疲労はドライアイを伴う場合が多く、乾燥することで涙の量が減って目の表面が凹凸になります。この作用によって光が正常に通過しなくなり、まぶしく感じるようになるのです。
ただし、角膜炎やぶどう膜炎、白内障などもまぶしさを感じる症状があるため、他の病気が原因になっている可能性もあります。
眼精疲労になると、首の痛みや肩こりを訴えるケースが多くあります。
これらは自律神経のバランスが崩れることによって起こる症状です。目に通っている自律神経は首にも通っているため、目の不調が連動して首に負担をかけて首の痛みを生じます。
また、自律神経は首だけでなく全身ともつながるため、首の痛みから肩こりへと広がり、さらに頭痛や腰痛、イライラなど、目の疲れはさまざまな不調を引き起こす原因です。
一方、腰のヘルニアのように他の病気が原因で自律神経の乱れを引き起こし、それが眼精疲労をもたらす原因になっているケースもあります。
眼精疲労により目が疲れたままの状態になっていると、睡眠障害を引き起こす場合があります。これは、目周りの筋肉の緊張や血行不良で自律神経が乱れるためです。
自立神経には、活動中に優位となる交感神経と夜間やリラックス中に優位となる副交感神経があります。
本来なら夜になると副交感神経が優位となって睡眠モードになりますが、自律神経が乱れると交感神経からの切り替えができずに目が冴えて眠れなくなります。
一方で、昼間に副交感神経が優位になって眠たくなったり、だるくなったりなどの症状が見られ、仕事や勉強に集中できないなどの弊害が生じることもあります。
眼精疲労が進行すると、めまいや吐き気などの症状を引き起こす場合があります。目を酷使することで、目の筋肉だけでなく全身の筋肉も緊張するためです。
ひどい場合は頭痛や嘔吐などが出現する場合もあります。しかし、全身症状は眼精疲労だけでなくさまざまな病気が原因となっているケースもあるため要注意です。
まずは、眼精疲労かどうかを確かめるためにも眼科医で診てもらいましょう。
眼精疲労は、倦怠感や体のだるさなどを引き起こす原因の一つです。
これは、ピントを調整する毛様体筋と呼ばれる部位が自律神経に支配されているためで、目を使いすぎると自律神経のバランスが乱れて全身症状があらわれます。
倦怠感が続くと物事に集中できなくなって小さなミスが起こり、さらにやる気を無くしたり仕事の失敗につながるなどの悪循環に陥ることも多いです。
症状が続くとうつ状態になる可能性もあるため、早めに原因を特定して治療する必要があります。
日常生活の中でも眼精疲労対策は可能です。ここでは、今すぐできる眼精疲労を解消させる方法を紹介します。
遠くをぼんやり見ることは、目の緊張をやわらげるため眼精疲労の対策に効果的です。
眼精疲労はピントを合わせるときに使用する毛様体筋が疲労することによって発生します。スマホやパソコンなど近くのものを見続けると目に負担がかかるため、毛様体筋の緊張を緩和させることが大切です。
休憩中は窓の外を見て、室内にいる場合は部屋の中で遠くにあるものを眺めましょう。しかし、遠くのものでも凝視するとピント機能が働くため逆効果になる場合があります。
何かを見るのではなく、ぼんやり眺めることを意識しましょう。できれば、60分ごとに2〜3分は遠くを見るように習慣づけることをおすすめします。
眼精疲労対策には、目を休ませることが効果的です。
厚生労働省によるとパソコンやスマホを使った情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインにおいて、連続で1時間以上の作業が発生しないように10分~15分の作業休止時間を設けるように推奨しています。
特に細かい作業においては目にかかる負担が大きいため、パソコンを1時間みたら遠くを見たり目をつぶるなどして目を休ませましょう。
また、休憩を取る場合はまばたきを意識することも大切です。まばたきには目の周りの筋肉をストレッチする効果があり、ドライアイ予防にもつながります。
細かな作業をしているとまばたきを忘れやすいため、休憩時にあわせて行いましょう。
集中したり目を酷使するなどして目が疲れている場合は、目のまわりを温めると緊張した筋肉が緩和されてリラックスした状態となり、眼精疲労の解消に効果的です。
また、温めることによって目と周辺の血管が広がるため、疲労物質を流したり、涙が蒸発するのを防ぐマイホーム腺の油分の分泌を促して目の疲れを癒します。
目を温める場合は、蒸しタオルやホットアイマスクなどを使用し、入浴時に温かいシャワーを軽く目に当てるのもよいでしょう。
しかし、目の充血や痛みを感じる場合は、温めるよりも冷やした方が良いケースもあります。
このような症状は目の炎症によって起こっており、温めることで症状を悪化させてしまう可能性があるためです。
目を冷やすときは、冷蔵庫で冷やしたおしぼりや保冷剤を巻いたタオルを目に当てましょう。
対処を間違えると眼精疲労を悪化させる可能性もあるため、どちらがいいか判断が難しい場合は眼科医に相談しましょう。
ツボ押しを行うことで、自律神経が緩んで眼精疲労や目の疲れを緩和する効果が期待できます。
目のまわりのツボを押すときは眼球を押さないように十分に注意してください。目のまわりには眼精疲労や疲れ目などの症状に効果的なツボが多くあるため、いくつかご紹介します。
睛明(せいめい)目頭と鼻の付け根の間に位置するツボで、目が疲れたときに自然に押している方も多いかもしれません。指の腹を当てたり、親指と人差し指を使って左右両方のツボを同時につまみます。
承泣(しょうきゅう)黒目の真下のくぼみにあるツボで、疲れ目やドライアイなどの症状に良いとされています。眼球から近いため弱い力で軽く押しましょう。
瞳子髎(どうしりょう)目尻から親指の幅半分外側のくぼみに位置するツボで、数秒の指圧を繰り返しながら周辺もマッサージを行いましょう。
太陽(たいよう)目尻と眉尻の中間点から親指の指1本分だけ耳側にずれたくぼみにあるツボで、こめかみ部分に位置しています。中指の腹をツボにあて、ゆっくりと押しながら小さな円を描きます。
四白(しはく)瞳の中心の真下指一本のところにあるツボで、人差し指の腹でツボをあてゆっくりと押しながら小さな円をかくようにします。
また、ツボを押したからといって必ず眼精疲労が改善されるとは限りません。症状が悪化するリスクもあるため、十分に注意しましょう。
眼精疲労対策として有効な方法は、食生活の改善です。
目に良いとされている食品や栄養分を効率よく取り入れることで、眼精疲労の予防や症状緩和につながる場合があります。
下の表では目に良いとされている栄養分や効果、含まれる食品をまとめています。
栄養素 | 効果 | 含まれる食品 |
---|---|---|
ビタミンA
(βカロチン) |
・目の網膜細胞を守る
・視力低下の予防 |
ほうれん草・ニンジン・レバー |
ビタミンB | ・目の疲れを良くする
・角膜炎の予防 |
納豆・レバー |
ビタミンC | ・眼の老化予防
・白内障予防 |
パセリ・ピーマン・イチゴ |
ビタミンD | ・目のバリア機能を高める
・目の乾燥を防ぐ |
青魚・きのこ類 |
ビタミンE | ・目の疲れを改善
・目の乾燥を防ぐ |
ナッツ類・豆類 |
アントシアニン | ・目の筋肉の緊張を緩和
・視力低下の予防 |
ブルーベリー・ナス・イチゴ |
ルテイン | ・目の炎症を抑制
・紫外線やブルーライトから目を守る |
ヨモギ・小松菜・モロヘイヤ |
アスタキサンチン | ・目の疲労を軽減
・目の老化を防ぐ |
エビ・カニ・いくら |
DHA・EPA | ・視力回復
・眼精疲労の緩和 |
青魚・豚肉 |
これらの食品や栄養分を、日々の食生活に取り入れましょう。
ただし、偏って摂取すると日々の生活に必要な栄養分が十分に摂取できないため、主食・副菜・主菜・乳製品・果物のジャンルをバランスよく摂ることが大切です。
この記事では、眼精疲労の原因やすぐにできる解消法、目に良いとされる栄養素を紹介しました。
眼精疲労は目の疲れやストレスだけでなく、目の病気やからだの病気によって引き起こされるケースもあります。原因を特定して正しい対処法や治療を行うことが大切です。
足立区の北あやせよつば眼科では、眼精疲労の診察や治療を行っています。
当院ではWOC(ワック)という眼精疲労回復機の導入による治療にも対応しており、パソコンやスマートフォンによる目の緊張を緩和させます。
また、内服や点眼などにも対応しており、原因や症状に合わせた治療が可能です。
眼精疲労には深刻な病気が隠れていることもあるため、違和感を覚える場合は早めの診察・治療をおすすめします。
足立区で眼精疲労の検査や治療を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
よつば眼科では、WEB予約を承っております。
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予約なしでも診療可能です。